公益財団法人 浦上食品 ・ 食文化振興財団

ラオス学校給食支援事業
(浦上ランチプロジェクト)Lunch Project

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校庭の一部に作った畑で農作物の世話をする生徒ラオスは東南アジアの後発発展途上国の一つです。貧しい家庭の子どもは毎日の食事が充分でないため授業中お腹がすいて授業内容についていけなくなってしまったり、昼食に一度帰宅すると畑仕事や家事・弟妹の世話などで午後の授業は出席できなかったりします。また、野菜不足により栄養バランスをとることが難しいといわれています。

浦上財団は平成24年度から就学率向上や子供たちの学力・体格の向上、お母さん方の栄養知識の向上をめざし、ラオスで活動経験のある公益財団法人 民際センターに委託して自立型学校給食モデル事業を始めました。資金援助を卒業し自分たちでランチを実施していけるように、校庭の一角に畑を作ったり鶏を飼ったりなどして教師と生徒が食材を育て、村人もランチの調理や畑の管理を担うなど協力してプロジェクトにあたってきました。

教室でランチを食べる子供たちしかし事業を成功させたいという気持ちの高まりはみられるものの、ランチに必要な収穫量を維持する農業活動の技術と知識等、自立には時間がかかります。平成29年9月には駐ラオス大使館ビロード・スンダラ大使閣下に表敬訪問を行い、浦上財団の取組を説明するとともに、今後、浦上財団と連絡を取り合い両国発展のために協力していきたい旨のお言葉をいただきました。また、平成30年3月在ラオス日本国大使館引原大使閣下に表敬訪問するとともに、ランチプロジェクトを実施しているポンサイ小学校へのため池建設小規模無償事業開始のお礼と今後の協力要請を行いました。引原大使閣下より浦上ランチプロジェクトは学校建設と違い自立を目指す事業として簡単ではないが、ラオスにとってとても良い支援であり浦上ランチプロジェクトに期待している。今後も大使館で応援できることがあれば遠慮なく要請してほしいとのお言葉をいただきました。さらに、ラオス教育スポーツ省ミトン・スーバニサイ局長を表敬訪問し、プラジェクト実施の協力要請を行い、ラオス側の全面的な協力体制をいただいたところです。事業実施面においても平成30年度より一般財団法人WORLDS LINKに委託を変更しさらなる事業展開を行っています。

浦上財団は今後もラオスに関係する様々な人達との連携を含め、ラオス学校給食支援事業に熱い情熱をもって地に足の着いた支援を続けてまいります。

v駐ラオス大使館ビロード・スンダラ大使閣下と浦上理事長